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暦の豆知識

こよみの見方

こよみの見方

2021年2月から毎日
「〇月〇日のこよみ 招福の手びき」という題で
こよみについて書いています。

今日が良い日か悪い日か決断できる要素になります。

神仏の祭祀、婚礼その他の祝い事、開店、新規事業の開始、移転、柱立て、棟上げ、旅行、医師にかかり始め、薬の飲み始め、金銭の出し入れ、財産整理、訴訟、談判事、見合い、葬送の儀、その他の不浄事、建墓、トイレ造り、新築改修、契約、就職、入学、習い事始め、不動産売買、投資、着初め

このような時、暦を参考にするといいのですよ!

こよみと上手に付き合うことも大切です。
運気アップに活用しましょう!!

暦とは

暦とは、陰陽五行説をもとに
旧暦、新暦、二十四節気、干支、九星、六曜、十二直、二十八宿など、時の流れを体系化したものです。
方位や運勢の吉凶など、さまざまな役に立つ情報が載っています。

暦の見方・読み方

暦には、いいろな情報が掲載されているので、何について見るのかにより、見方が異なります。

暦の吉凶の「選日」「六曜」「十二直・中段」「二十八宿」を参考にして良い日を選びます。

暦で良い日が4つ(選日・六輝・中段十二直・二十八宿)
すべて合わさる日は少ないので、
それぞれの3つ合わさる日、なければ2つ合わさる日、

で良い日を選びます。

ここでは、暦(こよみ)の見方について説明します。

■九星

①日に配当される九星で吉凶

一白水星(運が良い九星の人 二黒・九紫)
二黒土星(運が良い九星の人 一白・三碧)
三碧木星(運が良い九星の人 二黒・四緑)
四緑木星(運が良い九星の人 三碧・五黄)
五黄土星(運が良い九星の人 四緑・六白)
六白金星(運が良い九星の人 五黄・七赤)
七赤金星(運が良い九星の人 六白・八白)
八白土星(運が良い九星の人 七赤・九紫)
九紫火星(運が良い九星の人 一白・八白)

■干支

②十干と十二支の組み合わせの干支

干支とは、十干と十二支が組み合わさり成り立ちます。

十二支
(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)
十干
(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)

それぞれが順番に組み合わさり。60通りで六十干支となります。

この組み合わせの中で、良い日があるのです。

【甲子 きのえね】
組み合わせで1番目になるので縁起が良い日。
物事を始めるのに適した吉日。

大黒天のご縁日でもあり、
この日に行動を起こすと、運が良い流れになる、とされています。

【己巳 つちのとみ】
弁財天(べんざいてん)という神様に縁のある日。
金運・財運にまつわる縁起のいい吉日。

【庚申 かのえさる】
帝釈天のご縁日。金運に強い日。
昔は庚申待ちと言われ、夜身体の中の虫が悪事を告げ口に行くのを防ぐため寝ずに起きていた風習がありました。

■行事・選日(せんじつ)

③選日から吉凶

選日とは、暦注のどのカテゴリにも属さない特殊な日。

【縁起良い日】

■一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
一粒の稲が万倍に実を結び、
未来繁栄を暗示する吉日の事。
全て事の初めには大吉。
借金はタブー

■天赦日(てんしゃび)
こよみの1年の中で最上の大吉日とされています。
天が種々を赦す日とか書く。
あらゆる災を除き、何をやっても大安吉日。

■天一天上(てんいちてんじょう)
神様が天に帰る癸巳から戊申までの16日間のこと。
この期間は天一神の障りがないとされています。

【注意する日】

■不成就日(ふじょうじゅび、ふじょうじゅにち)
この日は何をやっても上手く行かず、
悪い結果を招くといわれる凶日です。
特に結婚、回転、柱立て、命名、移転、契約ごとには不向き。
この日に急に何か思い立ったり、願い事をすることも避けるべきだとされています。

■八専(はっせん)
年に6回ある。12日間ある。
仏事や供養などの法事や家屋などの取り壊しなどをするのには適さない日とされ、
婚礼などにも凶日とされています。

■土用(どよう)
土木工事などを始めたり、
壁を破ったりすると大凶と古くから伝えられています。
夏の土用が有名ですが、土用は春夏秋冬の四季にそれぞれあります。

■十方暮(じっぽうぐれ)
労多くして功の少ない日です。
事を起こしても失敗を招く恐れがあり、
婚礼、結婚、交渉事、事始めや旅行にも向きません。

■三隣亡(さんりんぼう)
本来は自然の恵みを感謝する吉日だったが、
この日に建築、特に柱立てや棟上げをすると、のちのち火災などの災いに遭い、
それが近隣にまで及ぶとされています。
多くの人が忌み嫌う大凶日です。
引越などをするのも凶とされています。

■三伏(さんぷく)
陰陽五行説に基づいて決められた「初伏(しょふく)」「中伏(ちゅうふく)「末伏(まっぷく)」の3つを称して「三伏日」といいます。
伏とは火気を恐れて身を伏せるという意味です。
旅行や婚礼などはしない方がいいとされています。

■大つち・小つち(おおつち・こつち)
建設や種まき、穴掘りや建墓など土を犯すと凶となる日とされています。

■二十四節気(にじゅうしせっき)

二十四節気は、気候の変化を表しています。
太陽の動きをもとにしています。
毎年同じ時期に同じ節気がめぐってきます。
1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもので、
「節(せつ)または節気(せっき)」と「気(中(ちゅう)または中気(ちゅうき)とも呼ばれる)」が交互にあります。
その年によって1日程度前後することがあります。

 

■雑節(ざっせつ)

 

季節の移り変わりを表す雑節(ざっせつ)と呼ばれるものがあり、
今でも行事などが行われています。
日本人の生活文化から生まれた日本独自のものです。

【節分:せつぶん】 立春の前日 (2月3日頃)
【彼岸:ひがん】 春分と秋分をそれぞれ中日とする7日間
【社日:しゃにち】 春分と秋分に最も近い戊の日
【八十八夜:はちじゅうはちや】 立春から88日目 (5月2日頃)
【入梅:にゅうばい】 立春から135日目 (6月11日頃)
【半夏生:はんげしょう】 夏至から11日目 (7月2日頃)
【土用:どよう】 立春、立夏、立秋、立冬の前各18日間
【二百十日:にひゃくとおか】 立春から210日目(9月1日頃)
【二百二十日:にひゃくはつか】 立春から220日目 (9月11日頃)

【その他】
これらは空で光って見える月に大きく関係している言葉
 
 
 

●朔(さく)
旧暦での月の第一日
新月
月と太陽とが同じ方向にあって、
地球に対して月の暗い面を向ける。

●上弦(じょうげん)
朔日(新月)より7日目頃
月の見える位置が南にあって、
その形が右半分だけ半月となる日

●望(ぼう)
朔日(新月)から15日目頃
東の空からまん丸の満月の出る日

●下弦(かげん)
朔日(新月)より22日目頃
日の出前の真南に左半分だけの半月がでる日

■六輝(ろっき)

 

④六輝から吉凶

六輝はもともと六曜と呼ばれていましたが、
明治以降、七曜(月・火・水・木・金・土・日)が利用されるようになり、
七曜と区別するために六輝と呼ばれるようになりました。
六輝・六曜どちらも同じ意味です。

六輝は大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅の6つ。

六輝は旧暦上で
先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口
の順番で繰り返しています。
新月の時にだけ順番が変わります。

旧暦の各月1日は以下から始まるように決まっています。

1月・7月 先勝
2月・8月 友引
3月・9月 先負
4月・10月 仏滅
5月・11月 大安
6月・12月 赤口

大安の他にも時間の制限はありますが良い日として使えます。
仏滅は終日凶。

■中段十二直(ちゅうだんじゅうにちょく)

 
 

⑤中段から吉凶

十二直は、正倉院に残されている日本最古の暦である具注暦(ぐちゅうれき)に「十二直」が記載されています。
暦の真ん中あたりの欄に記載されているため、「中段」とも呼ばれます。
日々の吉凶をみる暦として江戸時代までは最も重視されていました。

たつ(建)・のぞく(除)・みつ(満)・たいら(平)・さだん(定)・とる(執)・
やぶる(破)・あやぶ(危)・なる(成)・おさん(納)・ひらく(開)・とづ(閉)

建・満・平は吉日
除・定・執・成・納・開は小吉
破・危・閉が凶日

 

■二十八宿(にじゅうはっしゅく)

 

⑥二十八宿から吉凶

天球を西の方向から東の方向へ28のエリアに不均等に別々に分けたものです。
それぞれを一つの宿としたもの。
月はおよそ1日に一宿ずつ動く。
古代中国,インドで用いられた。

は、角(すぼし)・亢(あみぼし)・氐(とも)・房(そい)・心(なかご)・尾(あしたれ)・箕(み)
西は、奎(とかき)・婁(たたら)・胃(えきえ)・昴(すばる)・畢(あめふり)・觜(とろき)・参(からすき)
は、井(ちちり)・鬼(たまおの)・柳(ぬりご)・星(ほとほり)・張(ちりこ)・翼(たすき)・軫(みつかけ)
は、斗(ひつき)・牛(いなみ)・女(うるき)・虚(とみて)・危(うみやめ)・室(はつい)・壁(なまめ)

●仕事始めに良い日
牛・觜・鬼

●取引開始に良い日
牛・婁・畢・参・鬼

●神仏参拝に良い日
心・牛・室・奎・昴・畢・井・鬼・星・張・軫

●買い物に良い日
亢・牛・鬼

●旅行に良い日
房・心・牛・危・参・鬼・翼

●治療開始に良い日
牛・鬼・星

●恋愛に良い日
房・牛・室・奎・婁・畢・参・張・軫

●結婚式に良い日
角・氐・房・尾・斗・牛・室・壁・奎・婁・胃・昴・畢・張・軫

●結婚式に不向きな日
心・箕・女・鬼・柳・星

●葬式に不向きな日
角・心・箕・女・柳・星

●相談に不向きな日

宝くじを買う日はいつがいい?

●一粒万倍日
金銭に関することに大吉の日
●天赦日
一年の中で最上の大吉日
●大安
何事にも大吉の日
●みつ
満(みつ)の意味から満たされる日
●なる
成(なる)の意味で成就される日
●寅の日
金運が上昇する日

✖不成就日

ちなみに、暦に吉と書いてある方位の店で買うよい。

結婚式に良い日取りは?

●大安
「大いに安し」安泰に繋がると言われています
●たつ・みつ・たいら・さだん・とる・なる・ひらく
おめでたい日に適していると言われています
大安と合わせるとなお吉
●天赦日
一年の中で最上の大吉日

✖赤口・仏滅・のぞく・やぶる・あやぶ・おさん・不成就日

就職試験がうまくいく日は?

●張
就職に関することに大吉の日
●天赦日
一年の中で最上の大吉日
●大安
何事にも大吉の日
●先勝
午前中なら吉
●先負
午後なら吉

勉強・習い事を始めるのに良い日は?

●女
稽古事を始めるのに吉の日
●虚
学問を始めるのに吉の日
●觜
稽古事を始めるのに吉の日
●天一天上
何かを始めるのに吉の日

最後に・・・

もともと日本人には日取りを重んじて、ゲンを担ぐ文化があります。
これは、縁起の悪いことを避けて、良い運気を取り入れる昔ながらの知恵なのです。
こよみを使って、自分で良い日を選ぶことが出来ますので、上手に使っていきましょう。

自分だけの運が良い日もあるんですよ。
「人生の企画書」でそれは分かります。
人生の勝負を決まる時は、こちらがおススメです。

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